なぜに印刷業界ではMacで制作するのか？

DTP(Desk Top Publishingの略で、PCを使って出版・印刷物の編集やデザインを行う技術のことを指します）の初期（1990年頃）に、DTPで必須のポストスクリプトフォントもIllustratorもPhotoshopもQuarkXpressも、Mac版しかありませんでした。

で、印刷・デザイン業界の多くがこの時期にDTPに移行したため、今でもMacが業界の標準となっています。
また、モリサワのポストスクリプトフォントを使う必要があるためにMacを選ぶ（しかない）ということも一因でしょうか。
当時のWindowsはというと、お粗末なWindows3.1の時代でしたから、IllustratorもPhotoshopもWindowsに移植できなかったのです。

このような歴史的経緯で印刷・デザイン業界ではMacが多いのです。

ただし、現在ではほとんどのソフトでMac版・Windows版の両方用意されてますが、MacからWindowsへ変更するとなると大幅な設備投資が必要となり、Macの優位性は今しばらく続きそうな気がします。